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デジタル補聴器で世界が一変した

オーティコンのデジタル補聴器、アクトプロを装着してからというものの、世界が一変した。うるさい音が静かになり、聞こえてなかった音が聞こえ、様々な音の音色が変化した。今までふわふわした感覚だったのが突然現実の世界に連れ戻されたみたいな感覚。音ってのは本当に世界観さえも左右するんだなと、そう思う。


■会話がすっごく聴きやすくなった。
前のアナログの調整が少しずつ狂っていたのか、それともアナログの限界だったのか不明だが、途端に話し声が良く聞き取れるようになった。台所と居間の距離であったとしても相手の声が届く、普通に会話が出来る、職場でも無関係な作業をしてる人達の会話の内容まで聞き取れる。など、びっくりする事だらけ。ガヤガヤした場所ではまだ試していないからわからないが、家庭や職場においては素晴らしさを感じる。


■音の発生源が明瞭になった。
今までのアナログ補聴器では両耳に装着していても、左右の聞き分けが難しかったが、今回のアクトプロははっきりと左右がわかる。両耳バランス機能のおかげだろうか、どういう仕組みかわからないが、はっきりと方向が認識出来る。初めての体験なので少々とまどっている。


■環境音が静かになった
車に乗る際、エアコンのスイッチを入れると今まではブオーーっと音がずっと連続して聞こえていたのだが、それが一秒後ぐらいになめらかに音量が下がって聞こえた。連続的な環境音を認識し、音量を下げてくれているのだ。


■突発音が全然うるさくない。
テーブルに置かれるコップの音がなんとまあ、けたたましい程の大音響であったが、それらが一切何ともなくなった。どうりで皆無遠慮に置いているわけだなと思った。職場でも隣席の上司が大声で電話したりする癖があり、うるさく感じていたのだが、それらも何ともなくなった。オーティコン導入の夜に趣味の和太鼓練習があったのだが、和太鼓の音さえも耳に負担が無くなった。今回の補聴器にはボリュームが付いておらず心配な面もあったが、音量を細かく変更する必要が無いので不要かも知れない。


■細かい音が聞き取れる。
小さいプラスチックがぶつかる音、カギやコインの音、ガラスの音、それらが気持ち良く聞き取れる様になった。音質が変わったというべきか。今までは「チャリチャリ」とか「チリーン」とかいった言葉で表現されている金属の音がやっとそれらしい音質に感じられた。今までは乾いた感じで、金属でも木片でもプラスチックでもガラスでも音の違いに区別が付かなかったのだ。そして歩くたびに様々な音が鳴るが、それらに深みを感じた。スリッパが擦れる音、板がきしむ音、音の反響、などなど、歩く音にもこれほどの深みがあったのかと、その様に感動した。


■ハウリングがほとんどしなくなった
ほとんどハウリングがしなくなった。枕を抱えていてもあまりハウリングしない。あらゆるシーンで取り立ててハウリングに悩む事が無くなった。今まで電話ではハウリングが必ず付きものだったが、これもぱったりハウリングしなくなった。あたふたと補聴器自体の音量を調節することもなく、スムーズに会話が始まる。あの面倒くささから解放されたかと思うと、これは本当に嬉しい。そして、ハウリングキャンセラ機能、わざと無理してハウリングさせてみても、音量がとても小さく、他の人の耳にまではあまり届かなくなった様だ。

以上、とりあえず気付いた事を書き連ねてみた。アナログからデジタルへ移行する事で様々な利点が見られた。各メーカーのホームページ上で謳っている利点や効能など、ほんとかよ?と半信半疑だったが、そのまま信用していい物なのだなと、そう感じた。
アナログのままで居る人、これから補聴器を始める人、両耳共にデジタル補聴器の装着をお勧めします。

次はオーティコンのストリーマーやコネクトマイクの使用感についてアップしていきます。

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